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FC3S ブレーキキャリパー オーバーホール フロント編

キャリパーを外す前にまずはブレーキパッドを外します。
矢印の場所のピンを外すと・・・
矢印の場所のピンが抜けるようになるでプライヤーなどで引き抜きます。
パッドを外したら、ブレーキホースを外すためにサスペンションに止まっているブレーキホースを外します。
矢印の場所をプライヤーやマイナスドライバーを使って引き抜き、ホースをキャリパー側から押し込む感じでホースをずらすと外れました。
サスペンション側の穴とホースのナットサイズが微妙なので、毎回外すたびに苦労します。
ブレーキホースがフリーになったらキャリパー側のホースを外します。
矢印のナットを緩めるとホースが外れます。
ナットがナメそうだったのここで、購入したフレアナットレンチが活躍しました。
外したブレーキホースをそのままにしておくと、ただひたすらフルードが漏れてしまうので、エア抜きのときのことも考えてこういったものを作りました。
といっても、適当なホースを切って反対側を折り曲げてタイラップで固定しただけの即席キャップです。
これをブレーキホース側の先につけて漏れを止めておきました。
ちなみに、つけたキャップを下側にしておくと、エアがホース側まで上がっていってしまいそうなので、キャップ側をサスペンションのほうに固定してエアがキャップ側にいくように高くしておきました。

追記
空気は軽いため下にしておくと空気がどんどん入っていってしまいます。
水が入っているペットボトルなどに入っている空気が常に上にあるのと同じ感じです。

エア抜きのときもそのためブリーダータンクとホースがキャリパーよりも高くするようにしておくほうがよいようです。
ホースとパッドを外したらブレーキキャリパーを取り外します。
写真をとり忘れてしまったのですが、本来はすでにホースは取り外されています。

矢印の場所の17ミリのボルト2本を外すと、キャリパーは簡単に外れます。
これがキャリパーの外れたところです。
キャリパーが外れたらいよいよ、ピストンを外す作業に入ります。

その前に、ダストブーツを固定しているクリップを外します。
クリップはダストブーツ外側にリングの形状で付いているだけなので、マイナスドライバーを利用して軽くこじるだけで簡単に外れました。
ダストブーツを外したら、ピストンを押し出していきます。
注意しなくちゃいけないのはピストンは非常に固いので、奥に入っている状態では手では引き抜けません。
専用の工具もあるようですが、持っていないので、私は自動車用の足で踏む空気入れを利用しました。

やり方は、適当なホースをキャリパー側と空気入れ側でつないで空気を押し込みます。

このとき、私の持っていたホースは空気入れ側とキャリパー側のサイズよりも小さかったの両端にビニールテープを巻いて空気が漏れないように細工しました。

これで空気をキャリパー側に押し込んでいくとピストンが出てきます。

・・・が!!

このまま普通にピストンを押し出してしまうと、どれか一本だけピストンが抜けることになります。

一本でも抜けてしまうと中から押し出そうとする空気が抜けたピストンのシリンダーから漏れてしまうので、まだ全然出てきていないピストンが抜けなくなります。

もちろん、抜けてしまったらまた戻せば大丈夫なのですが・・・

それを防ぐために、ピストンとピストンの間に木の板を噛ませました。
ですが、このままでも片方のピストンが抜けてしまいました。
そこで、ピストンが出るか出ないかのところにきたら、ダンボールを折り曲げて出てほしくないピストンに噛ませておきました。

他にもピストンを出す方法はいろいろあります。
一度キャリパーを車に戻してブレーキを踏んで、ローターにはさむようにする方法です。

もう片方のブレーキキャリパーのピストンがシリンダーと噛んでしまっていて、空気入れではどうにもできなかったのでこの方法を利用しました。

この方法も片方が抜けてしまいそうだったのでローターとピストンの間にダンボールをかませたりして調整しました。

ピストンがある程度出てきたら、シリンダーとかじらないように、まっすぐ引き抜きます。

ある程度出てきてるとはフルードの潤滑性が悪いのもあって、引き抜くのはかなり苦労しました。
これが外れたピストンです。
比較的きれいに見えますが、フルードの汚れとかデコボコがあったりしました。
そこは1200番のサンドペーパーできれいに磨きました。
次にシリンダー内のシールを外していきます。
今回はつまようじを使いました。
シールは矢印の位置の溝にはまっています。

つまようじをシールの根元に差し込んでシール溝に沿って回すように押し込んでいけば・・・
こんな感じで置くまで貫通して抜きやすくなります。

シールを全部外したら、シリンダー内を確認してピストン同様に汚れなどがあったので、1200番のサンドペーパーで磨きました。
これが、今回外したシール類です。
一番上がダストブーツを固定しているクリップ。
真ん中がダストブーツ。
一番下がオイルシールです。

結構数があるように思えますが、1つのピストンあたりに3つしかパーツが無いので作業自体はすごい楽でした。
すべてのパーツを外して洗浄と磨きが終わったら、シールを組みつけていきます。
写真のラバーグリースをシールに隙間ができないように塗り付けてシールを組み込んでいきます。
シールはただはまっているだけなので素手で簡単にはめられました。
ちなみに、ここでの注意点は、シールにグリスを塗るシールを組み付けるときは手袋などをはめずに素手で作業してください。と、購入したシールの説明書にありました。

手袋のゴミや異物がシールなどに付かないようにするためだそうです。


ピストンを差し込む時の写真を忘れました・・・すいません。

ピストンを差し込むのはただほんとうにまっすぐ差し込むだけです。
感じてしては、ピストンのお尻をシールにあたるまで軽く押し込み、そこからシールがある分きつくなるので、ゆっくり力を加えながら、しっかりと押し込んでいく感じです。

ピストンを抜くときとは違って、グリースが塗ってある分、手の力でもしっかり奥まで入ってくれました。
本当はピストンを差し込む前に、つけておくはずのダストブーツですが、うっかり、最後になってしまいました。

ダストブーツにオレンジ色のグリースを濡れと整備書にあったのですが、フロントのシールキットには付属してなかったのでに、リア用のシールキットに付属していたものを使用しました。

手の下にあるやつがそれです。

それを、ダストブーツ内側に塗って、外した逆の手順で止めていきます。

最後にダストブーツをクリップで止めるのですが、外すときとは逆でクリップを開きながら止めなくちゃいけないので結構苦労しました。


ここまで終わったら、ブレーキキャリパーを車に取り付け、ホースを戻して、パッドをつけて、エア抜きすれば片側完了です。

私はめんどくさかったので、4つのキャリパー全部終わってからエア抜きをしました。
そのせいか多少エアが多くホース内に入ってしまったのかエア抜きに苦労しました。
・・・おそらくキャリパーを付けたらすぐ、ある程度エア抜きしたほうがいいみたいですね。


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